一龍軒＠唐戸

年に一度の家族旅行、今年は九州を出て対岸の下関へ。福岡以外のラーメンを食べる、せっかくの機会でありながら、不覚にもラーメン屋さんの調査を怠ってしまい、急きょ、唐戸商店街を歩きまわり、偶然見つけたのがこちら。
平日のお昼、入店すると、いい具合に歴史を重ねた店内にはお店の方を含め年配の方ばかり。そこここに掲げられたPOPなどから、若いスタッフの存在は感じられるものの、厨房に立っていらっしゃるのは、我々の親ぐらいな年恰好のお父さん。
店内のポスターには、下関で最初のラーメン専門店の味力」との標記、偶然ながら歴史のお店を訪問できたわけですね。
さっそく、ラーメンとおにぎりの「お昼のタイムサービス\650」とラーメンをお願いします。注文が集中していたのか、ちょっと待ってやってきたラーメンは、マイルドトンコツ味。臭いをあまり感じることはないものの、味はしっかりとしたトンコツ味。ここのラーメンの特徴は、煮込まれたような食感を持つ柔らかい麺にありました。柔らかくても、しっかりとした腰はある不思議な食感。スープの味が、良く麺に滲みています。総じて、博多のラーメンとは違う食べモノなんだけど、これはこれで、完成度の高いラーメン、さすが歴史の街・下関で最初のラーメン店との風格を感じ、後にしました。